スキャルピング
FXのトレードスタイルの一つに「スキャルピング」があります。スキャルピングはデイトレードよりもさらに短い時間で行うトレードで、数秒~十数秒などの短い時間で取引を終わらせます。FXではレバレッジをきかせることで、少額の資金でも大きな利益を生み出すことができます。
スキャルピングでは、通常のトレードよりはレバレッジを高くします。わずか数銭~数十銭の値動きを狙って、ハイレバレッジをかけての取引を、1日に何度も行うという方法なのです。スキャルピングという言葉は「頭皮」を意味する「スキャルプ」という言葉から生まれたものです。
頭皮のケアは、古い角質を取り除いて、新しい角質の生産を促すということが、大事になります。このとき、角質は一気に生まれ変わるのではなく、薄い薄い角質が、何度も剥がれ落ちていく、というのが実情に近いです。そのため、わずか数銭~数十銭の利益を1 日に何度もとっていくトレード法に「スキャルピング」という名称があてられているのです。
スキャルピングは、狙う利益幅が非常に狭いので、スプレッドがあるということに、注意しなければなりません。スプレッドが5銭あって、10 銭の利益をあげようとした場合、実際には15 銭のレート変動がないと10 銭の利益にはならないのです。